バンザイ特攻

ドランゴラがまた地形変化をした。
昔のドランゴラに戻った。

昔の作戦とは違った。
前は、中央の細い道で、お互いが削り合い、
その削り合いを制した方の勝ちだった。

壁システム導入。
中央の細道は壁で塞がれた。
そうなると飛び降りるしか、勝ち目はない。

戦争終了間際。
こっちの軍はもぅほぼ負けが決まっていた。
それでも、私たちの部隊は降り続けた。
軍チャでも、何度も何度も、降りろ！という声が飛び交っていた。

戦争に負け、私たちの部隊は全員がデッドランカーになった。

タイチョウが誇らしげに、
「うちの部隊は全員がデッドランカーだったぜ」
と、言ってくれた。

デッドランカーがこんなに嬉しかったのは初めてだった。

この作戦は飛び降りつづけなくては勝ち目がない。
ソレを分かってくれない人が、崖上でジャッジやレインをしている。
降りる事を途切れさせたら、負けてしまうのに。

軍チャで発言された作戦に従わないと戦争には負ける。
50人が50人とも同じ気持ちにならないとダメなんだ。
いつか、この戦場で、この作戦で勝ちたい。
そう思った。