第10話(改)

2005年3月11日 FF小説
「じゃあセシ分った?とりあえず、寝てるライカたんの事、

向こう側で寝かせてあげてて」

セシはアミの指示通り、ライカを少し離れた場所で寝かせる事にした。

タルタルであるライカは子供の様に軽い。

セシはこの小さい体から、あの凄い魔法を使う事が不思議で仕方なかった。

もしかしたら、この黒い鼻に関係があるのかもしれない。

そう思ったらつままずには、いられなかった。







むぎゅ!!







「特に何もないか」

一人ため息をついて、その場を離れた。







ハックション

「???」

クシャミと共にライカは目を覚ました。

向こう側にはアミとセシと、アレ?猫っぽい人が居る。

2人と1匹は背を向けて、何やら骨の山を漁っている。

何もこんな骨の山、掻き分けなくたって、ここに金色の物が落ちてるのに…。

なんて、寝ぼけた考えをしていた。

ん?金色の???なんだろう、コレは???







拾ってみると、どうやら黄金の爪らしい。

あそこに居る、ネコムスメさんが装備したらさぞかし似合うだろう、

とニコニコしていた。







かちゃ、かちゃかちゃかちゃ…

隣の骨の山が消えて、無数のガイコツ集団が姿を現していた!!!!!







「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」

その声に3人は後ろを振り返った!!!!!!

ライカのピンチだ!!!!!!!!!!

「おかしいぞよ!?ココはアレさえ見つけなければ敵はでないはずなのに!!」

ネコムスメが素手で応戦し、アミがおおばさみで応戦し、

セシはライカに回復魔法を唱えた!







4人は次々にガイコツをなぎ倒すも、キリがなかった。

ガイコツのターゲットはなぜかライカだった。

「もしかしてライカたん、爪を持っているんじゃないの?」

「む!!その爪をわしに!!!!!」







ライカは慌てて道具袋を探した!

ない!!どうしたんだろう!?

さっきここにいれたはず!!??

その隙にも、ガイコツの群れはライカに押し寄せる!

アミの挑発でも、セシのケアルでもなぜかヘイトは稼げない。

「ライカたん!!はやく!!!!」

アミが悲痛に叫んだ!!!!

「ありました!!!!!!!!」







しかし、ライカはガイコツの群れを避けるべく、後退しすぎていた。

ライカとレンレンとの間にはガイコツ集団の壁ができていた!!!!!!

「投げるんじゃ!!!!!」

ライカは黄金の爪をせいいっぱい、レンレンの方へ投げ飛ばした!!!

レンレン、それを空中でキャッチ!!!!

そのまま、今まさにライカを襲おうとしていた、ガイコツの頭を蹴り飛ばす!!!!

飛び蹴りが綺麗に決まり、着地!!

黄金の爪をスチャっと装備した瞬間、ライカの目の前で金の一線が引かれた!!!!!!!!

ソレはレンレンが全てのガイコツを一瞬でなぎ倒した瞬間だった。

ガイコツはまた骨の山になっていた。







「まさか、ライカたんがわしより先に見つけるとはなぁ」

その口調はまさに、元タルタルであったはずのレンレンだった。

「あ!!レンレンさんでしたか!!!!」

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