「カザーブの村で欲しい物があるんです!」
さまようよろいを倒して、一息入れていた所に唐突にライカが言った。
さまようよろいは全身を鋼鉄の鎧で覆っており、
アミの剣だけでは歯が立たず、ライカの精霊魔法でようやく倒したのだった。
「精霊魔法をこんなに使わなきゃならないなんて、効率悪いわ!」
3人はロマリアから北に向かっていたところだった。
その先に、ライカの言うカザーブの村がある。
「欲しいものってなぁに?」
セシが当然の疑問を口にした。
「えと、まぁ、ソレは着いてからのお楽しみってヤツですよ」
カザーブまでの敵は強かった。
3人は休みながら、歩を進めた。
カザーブの村は、レーベの村よりももっと村らしかった。
村人はのんびり野良仕事をしていて、いかにも山奥の村だった。
「私、教会でお祈りしてくる」
アミはそう言うと、一人で教会に行ってしまった。
ライカは真っ先に道具屋に向かった。
「えと、噂で聞いたアレが欲しいんですけど」
「んん?あぁ、アレかぁ、アレは俺の宝物だよ!
なんてったって、力の弱い奴でも敵を一撃で倒せるンだもな!」
「えぇ!?一撃で!!??」
ビックリしたのはセシだった。
「おじさん!そこをなんとか譲って下さい!アレがなにかは分らないけど…。」
セシがライカに加勢する。
「駄目だって、言ってるダロ!
ささ、他に買うものがなかったらさっさと行きナ!」
「分りました」
ライカは少ししょげて大人しく道具屋を立ち去った。
その後を、セシがついて歩く。
アミがそこに合流して、
「今日も疲れちゃったね。ん?二人ともどうしたの?」
「あ、いえ、なんでもないんです」
「そう?じゃあ宿に行ってやすもっか」
「起きて…、ねぇ、起きてってば」
「んん…、セシさんどうしたんですか?」
「実はね、アミのカバンからこっそり鍵を借りたの」
それはとうぞくのカギだった。
「さ!いこ!」
そう言うと、セシはライカの手を引いて、宿を後にした。
外は真っ暗だった。
「これなら、道具屋のおやじも寝てるはずね。
そうそう、私ライカさんのこと、ライカたんって呼んでもいいかな?」
「わ?いいですよ」
ライカは少し照れてセシに快諾した。
「この鍵で、道具屋の裏戸を開けてっと」
ピーン!
少し、高い音がして戸は開いた。
2人はコッソリ道具屋に進入した。
ここは母屋らしく、寝室はすぐそこだ。
「このまま進んで、店までいこっか。
カウンター越しに見えた宝箱にアレが入ってるよ!」
ぐがーーーーーーーー………
寝室からは、道具屋の主人のイビキが聞こえる。
「セシさん、ワルですねぇ」
と、言いつつもライカも楽しそうだ。
2人は店のカウンター内に入った。
「あった、この宝箱ね!ライカたん開けてみて!」
パカっ!きらーん!!!
出てきたのは、古ぼけた少し大きめの針だった。
「欲しかったのって、コレ?」
「そです!どくばりです!!」
朝日とともに3人は次の街へ出発した。
そこへ、さまようよろいがあらわれた!!!!
「アミさん見てください!僕の新しい武器です!!!!」
プスーーーーーーーー
さまようよろいはたおれた。
「あはは!すごいじゃない!!これで戦闘がもっと楽になるね」
アミは羨望のまなざしでライカを見た。
セシは少し後ろで満足そうに微笑んでいた。
さまようよろいを倒して、一息入れていた所に唐突にライカが言った。
さまようよろいは全身を鋼鉄の鎧で覆っており、
アミの剣だけでは歯が立たず、ライカの精霊魔法でようやく倒したのだった。
「精霊魔法をこんなに使わなきゃならないなんて、効率悪いわ!」
3人はロマリアから北に向かっていたところだった。
その先に、ライカの言うカザーブの村がある。
「欲しいものってなぁに?」
セシが当然の疑問を口にした。
「えと、まぁ、ソレは着いてからのお楽しみってヤツですよ」
カザーブまでの敵は強かった。
3人は休みながら、歩を進めた。
カザーブの村は、レーベの村よりももっと村らしかった。
村人はのんびり野良仕事をしていて、いかにも山奥の村だった。
「私、教会でお祈りしてくる」
アミはそう言うと、一人で教会に行ってしまった。
ライカは真っ先に道具屋に向かった。
「えと、噂で聞いたアレが欲しいんですけど」
「んん?あぁ、アレかぁ、アレは俺の宝物だよ!
なんてったって、力の弱い奴でも敵を一撃で倒せるンだもな!」
「えぇ!?一撃で!!??」
ビックリしたのはセシだった。
「おじさん!そこをなんとか譲って下さい!アレがなにかは分らないけど…。」
セシがライカに加勢する。
「駄目だって、言ってるダロ!
ささ、他に買うものがなかったらさっさと行きナ!」
「分りました」
ライカは少ししょげて大人しく道具屋を立ち去った。
その後を、セシがついて歩く。
アミがそこに合流して、
「今日も疲れちゃったね。ん?二人ともどうしたの?」
「あ、いえ、なんでもないんです」
「そう?じゃあ宿に行ってやすもっか」
「起きて…、ねぇ、起きてってば」
「んん…、セシさんどうしたんですか?」
「実はね、アミのカバンからこっそり鍵を借りたの」
それはとうぞくのカギだった。
「さ!いこ!」
そう言うと、セシはライカの手を引いて、宿を後にした。
外は真っ暗だった。
「これなら、道具屋のおやじも寝てるはずね。
そうそう、私ライカさんのこと、ライカたんって呼んでもいいかな?」
「わ?いいですよ」
ライカは少し照れてセシに快諾した。
「この鍵で、道具屋の裏戸を開けてっと」
ピーン!
少し、高い音がして戸は開いた。
2人はコッソリ道具屋に進入した。
ここは母屋らしく、寝室はすぐそこだ。
「このまま進んで、店までいこっか。
カウンター越しに見えた宝箱にアレが入ってるよ!」
ぐがーーーーーーーー………
寝室からは、道具屋の主人のイビキが聞こえる。
「セシさん、ワルですねぇ」
と、言いつつもライカも楽しそうだ。
2人は店のカウンター内に入った。
「あった、この宝箱ね!ライカたん開けてみて!」
パカっ!きらーん!!!
出てきたのは、古ぼけた少し大きめの針だった。
「欲しかったのって、コレ?」
「そです!どくばりです!!」
朝日とともに3人は次の街へ出発した。
そこへ、さまようよろいがあらわれた!!!!
「アミさん見てください!僕の新しい武器です!!!!」
プスーーーーーーーー
さまようよろいはたおれた。
「あはは!すごいじゃない!!これで戦闘がもっと楽になるね」
アミは羨望のまなざしでライカを見た。
セシは少し後ろで満足そうに微笑んでいた。
コメント